2016年6月13日月曜日

学部選びについて・・・

こんにちは。教室長の菊池です。
だんだんじめじめとした陽気になってきましたね。

いつもスタッフの神植さんが更新していたので、たまには私から。

皆さん、学部を選ぶのに結構苦労していませんか?
私がみている生徒さんでも、学部選びを苦労している人が多いです。

基本的に学部を選ぶためには、以下の3つのポイントが大事だと思っています。

①決めるという意志がある。

②決める期限が決まっている。

③情報がそろっている。


まずは決めたいと思う気持ちが大事で、ちょっとやそっとで、「これやりたい」なんてなりません。
それに、「いつまでも決めなくて良い」となると、これもまた強い意志や衝撃的な出会いがないと難しいです。また、情報もないと厳しい。

情報の例としては・・・

翻訳家になりたい、特に英語の翻訳を行いたい人は大体、英米文学部を選びがちです。
ただ、翻訳の仕事を良く調べてみると・・・

翻訳は商業翻訳と文芸翻訳に分かれ、商業翻訳が仕事のうち9割を占めます。
商業翻訳は、生物・経済・政治・果てはエンジンの取扱説明書まで専門分野に分かれて、多岐に構成されています。

英語は知っているけれど、自分自身の専門分野がない、という風になると、
そもそもエンジンの取扱説明書、土壌汚染の改善法などは訳すことができません。(原理がわからないので)。当然そうなると自分に回ってくる仕事がなく、企業のトライアルを受けても受からず、ということにもなりかねないです。

実は翻訳で身をある程度立てるなら、自分の専門分野が必要です。

現在商業翻訳をしているのは、「ゴールドマンサックス」とか「マイクロソフト」とか、「モルガンスタンレー」とかそういう(海外でも)超大手の企業に勤めて、「英語が趣味だから」という人が小銭稼ぎでやる例も多くあります。逆に言うと、翻訳をするということはそれぐらい「専門性」を持つ必要があるということです。

みんながぱっとやりたい!と思うような、映画・本の翻訳はツテとコネがないとかなり厳しいです。全体の仕事のうちの1割しかないので、狙っていくのはかなり厳しい道のりになります。

ですから、なるべくきちんとした仕事をしようと思うならば、専門性が必要なので、
海外大学の経済学部に行くとか、日本の経済学部の大学に行きながら、英語力を自力で磨いていくなどの方法が必要です。

翻訳やりたい!っていう生徒さんにこの話をすると、大体半分ぐらいは別の学部を将来的に選んでいったように思います。情報が入ると決断が変わることってよくあることです。

今からきちんと情報を集める。それも良質な情報集める(この話も含めて、ネットの情報は根拠が明示されていないです)というのはとても大事です。

この夏、オープンキャンパスもありますし、名古屋市でイベントもありますよね?
是非積極的にいってみてください。

何かご相談があれば、こちらまで:
052-938-3054

皆さん良い夏を迎えましょう!